2011年5月24日火曜日

切片作成@瀬底

こんにちは。
瀬底で誕生日を迎えたM2の林です。

森さんに続いて私も瀬底訪問のご報告です。

私は今回、琉球大学熱帯生物圏研究センターにお世話になって、ハマサンゴの切片を作ってきました。
そうです!!森さん曰くめろんぱんのあの子たちです。
もともと私が実験で使わせて頂いているサンプルもここの飼育水槽で飼われていたサンゴですので、瀬底にはご縁があります。

さてさて、旅の思い出を写真と共に紹介したいのですが、今回写真はほとんど撮りませんでした・・・
じゃあ、どんな写真を撮ったのかと言えば、

1. 分析機器

2. すくすくと育つサンゴたち

3. とりあえずサンプルの写真×9枚

4. 今回の最重要任務の結果


以上です(一週間もいましたが)・・・
青い空、青い海、白い砂浜・・・はそのうち撮ります。
そのうちと言いつつ卒業するのが私です。

で、肝心の実験です。
「私が実験で扱っているサンゴは成熟しているのかどうか」
ということを知るために瀬底に行きましたが、ちゃんと確認できました。

ハマサンゴはだいたい直径15cm以上で成熟し、雌雄の判別ができると言われています。
・・・で、これらのサンゴはというと、雌雄判別ができるかどうかちょうどギリギリの大きさ!!

結果・・・オス・メスの判別ができるサンゴもありました。
まさかの結果にびっくりです。

実験が失敗せず、ほっと一安心です。
瀬底のみなさん、ありがとうございました。

2011年5月16日月曜日

沖縄県の瀬底島に行ってきました









5月5〜7日にかけて沖縄県の瀬底島の研究施設に行ってきました。
M1の森です。

瀬底島ってここです。
島なのですが、「瀬底大橋」と呼ばれる橋がかかっているために、車で通れちゃいます。
「瀬戸大橋」とネーミングが似てるあたりが素敵です。

瀬底島には「琉球大学熱帯生物圏研究センター 瀬底研究施設」があるんですが、
サンゴだけでなく、魚だったり、私の知らない生物等々たくさん実験されています。

サンゴにピックアップして紹介しますと、
まず、屋外にサンゴがいます。
これは海からとってきて、まずは屋外の水槽で慣れてもらうためです。
施設も海のすぐ側なので海水もそこから採っています。
あぁ、可愛い。(まるでめろんぱん...)

ここは「AICAL部屋」(AICAL:Acidification Impact of Calcifiers)と呼んでいて
サンゴや有孔虫の精密飼育実験を行ったりしています。
奥に見えるのがCO2濃度調節装置で、CO2をバブリングした海水を条件変えてつくることができます。
水槽にはサンゴがいるんですが、水温、光の量も調節できます。

まるでオペ室でいろんな管がサンゴに通っているようですが、
なんとなくそんな感じです。彼らは制御されてました。
水槽の中をのぞくと、先輩の実験中のサンゴたちがいました。
これがまた可愛いかった...。


今回施設に行って思った事はやっぱり百聞は一見にしかず!です。
サンゴの実験している論文をいくつも読んでいてもなかなかイメージがわきませんが、
実際に見ることで得られるものって大きいです。

最後に、飛行機からの沖縄風景。

沖縄はちょうど梅雨入りをしていましたが、(低い位置に雲がもくもく)
私が行ったときは雨降らずに晴天でした。ラッキーです!!