2011年2月7日月曜日

河川の研究@バングラデシュ

東大学部4年の真中です。
来年度から川幡研にお世話になります。
どうぞよろしく。

さて自分の方からは、先月9~20日に行われた
バングラデシュ採水調査の様子をお伝えします。
メンバーは川幡先生・鈴木さん(産総研)・牛江さん・荒岡さん・真中です。

物質循環と河川の関係を知る上で、
世界の大河は必ず押さえなければなりません。
なんていったって、日本の河川とはスケールが段違いですからね。
バングラデシュにはガンジス・ブラマプトラ・メグナと、
大河川が3つも流れています。

じゃあいったいその河川はどんな感じなんだ、というと…、


これはガンジス川の写真です。もう向こう岸が見えません…。

ではもう1枚。


これはブラマプトラ川に架かる、ジョムナ橋の写真です。
なんと全長4.8kmだそうです。

うーん、スケールが違いますね。

採水・調査は現地の人にボートを出してもらって、行いました。


川岸にはボートがたくさんあります。
河川の多いバングラデシュ。渡し船や漁など、
ボートは生活に欠かせないようです。

また、中州や川岸を利用して田植えをしている光景も…。


ちなみに1月はバングラデシュでは乾季。
これが雨期になると流量が一気に増えるそうです。
(これでも十分多いというのに)
周囲の住宅地も沈んでしまうところが多々だとか。

…日本では考えられない世界ですね。



さーて、河川について紹介したところで、
バングラデシュの生活についても触れておきましょう。

まずは川幡研らしく、食事について。


バングラデシュの主な食事はカレー。
イスラムの国なので、豚肉は食べません。
ビーフ・マトン・チキン、そして魚がメインです。
後は、ダルと呼ばれる豆のカレー煮、
ビリヤニと呼ばれる炊き込みご飯などでしょうか。
どれも美味しいです…が、毎日カレーはきついかな。

そしてバングラデシュの人々について。
人口密度が非常に高い国であるためか、どこにいっても人がいます。
特に町中は大混雑。渋滞でほとんど車が動かない時も。


また、川岸で調査の準備・片付けをしていると、
どこからともなく現地人が集まってきます。
とはいえ、何をするでもなく、一定距離から見ているだけ。
外国人が珍しいんでしょうか。


そして、今回の調査期間は現地の選挙の時期だったらしく、
町中におびただしい量のポスターが吊り下げられていました。


このポスター、よく見ると立候補者の横に
「眼鏡」「時計」などのイラストが書いてあるんですね。
これは文字が読めない人でもイラストを元に投票できるように、
という工夫だそうです。


さて、いかがだったでしょうか。
バングラデシュの雰囲気が少しでも伝われば幸いです。
こういう日本とは全く違う新しい世界に触れることができるのも、
調査の楽しみの1つですね。
ちなみにバングラデシュは今年の雨期にももう一度訪れる予定です。
その時の様子はまたこのブログでお伝えいたします。

では、ここまでおつきあいいただき、ありがとうございました。

1 件のコメント:

  1. 料理がおいしいとのこと、良かったですね。バングラデシュにも、ぜひ一度行ってみたいと思いました。

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